2012年04月15日

アンヌ、僕は…

 DVDを借りて『カウボーイ&エイリアン』を観た。
 結果から言うと、ウルトラセブンだった。

 スティーヴン・スピルバーグ製作総指揮、ダニエル・クレイグ主演、ハリソン・フォード共演というゴージャスな顔ぶれに騙されてはいけない。こいつは『×××&○○○』系のタイトルのお約束をきっちり踏まえた上に、マカロニ・ウエスタン的なチープ系を行ってる西部劇とコラボされてるコッテコテのB級SFなのだ。
 なので語ることはまるで無い。人攫いがギャングからエイリアンになっただけで、やるこたぁ全く同じ。その昔『Aチーム』であった「なんでもいいから出掛けていってドカンと一発ブチかまして、自分が何を相手にしてるのか分からせてやる」という名台詞そのまんま、主人公達が追跡行の果てにブチかます話だ。随所に挟まれる小さなエピソードはもちろん、道半ばで斃れるキャラクターまでほぼ予想できる。おそるべきお約束。

 だが、それがいい。
 (一度言ってみたかった)
 こういうのを、待ってたんだよ!好きだあああああ!

 とはいえ、記憶喪失の男が徐々に過去を取り戻していく過程はそれなりに謎めいた描写が効いてるし、結果として明らかになったものはかなり意外性がある。まさかのとんでもねぇクソ野郎だったとは…大佐の息子以上に、アブダクトされて結果オーライだったよなw
posted by 司葉柾樹 at 00:00| Comment(0) | 映画・ドラマ