2009年10月25日

最強凶器・階段!

 揃ってグダグダ過ごす日曜日、録画しといた『相棒』シーズン8第2話を視聴。脚本家が『TRICK』で実に印象的な(ゾォォぉぉ〜〜〜〜〜んンン)エピソードを書かれた太田愛さんと聞いて、ちょっと期待していた。あいにく目にしてないのだが平成ウルトラマンでも活躍されてたそうで、これらトンデモ系設定ではなく刑事物、しかもシリーズに初参戦という点は少しだけの危惧こもごも、だったのだが。
 シリーズ2番バッターとして、なかなか結構なお手並みではと。
 まず前半、未だキャラの定まっていない新相棒・神戸尊との小ネタの応酬が楽しい。前任者にも初期はこうだったよなぁという皮肉が、今度は双方から飛び交う、軽やかな緊張感がヒキとして十分。そして犯人サイドのネタ振りに鈴虫を持ってくるのも上手いと思う。知ってる人間もそれなりに居る豆知識系ってのはテレビの外の観客の頭デッカチ部分をうま〜く擽ってくれるんだよな。知らなければ懐かしき「へぇ〜」ボタン連打だろうし。
 殺しの手段があれってのはちょっと、確実性を欠いてどうか…と思わないでもない。しかし犯人サイドから考えてみれば、別に殺さなくてもいいワケだわな。相手は既に人を手にかけ、実質上の殺人犯。そして交換殺人であると暴露されても、結果を引き受ける覚悟があればなんという事は無い、地獄へ道連れというだけなんだから。そう思えば今回、小手調べとしては平均点以上というところじゃなかろうか。
 あと、絵面で笑える部分が細かく入れ込んであって演出も良かったな。特に階段の上に鈴なりになって懐中電灯構える刑事たちには吹いてしまった。なんだこの嫌なキャンドルパーティは(笑)
posted by 司葉柾樹 at 00:00| Comment(0) | 映画・ドラマ
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