紫陽花は切花で贈らないだろう?花屋で売ってるのは小手毬の類だよ。分かってる?
そこからツッコミ始めた45分間ぶん、人生を無駄にした。何がって今週の『相棒』である。
酷い。それしか言葉が見つからない。これで脚本家を名乗って飯が食えるのかと驚くレベル。特ヲタの端くれとして比較対象を斯道に求めると、ディケイドの最終回よりも酷い。井上脚本の滑りんぐギャグなんか大笑いできる。バイオイエロー交代より納得いかん。ブルースワットのマイナーぶりに腹が立つ。皆もっと評価すべきだ!つか再放送しろ!ん?なんか横道へ逸れたな。まあいいか。
とにもかくにも『相棒』というドラマを気に入って7シーズン分踏破し、これほど酷い話は他に1本しか無かった。同じ脚本家による正月SPだからむべなるかな…って、そういう問題じゃ無ぇ!拾い集めたネタの見出しだけ並べて書き込み無しの中身スカスカ、トリックは杜撰の極み、科学捜査の裏付けはゼロ、キャラクターに憶測を語らせて推理紛いの情景をこさえ、オチは明後日から引っ張ってハイ完了。この人の書いた4本みんなこのパターンだってのはどうなんだ。本質的に刑事物や推理物に向いてないんじゃないのか?
とか書いてる労力そのものが惜しくなってきた。ああ、なんかね、娯楽作品で疲労させられるとは思いませんでしたよ。そういう意味では意外性抜群す(笑) 「消えた乗客」(某所では身も蓋も無く「レズ」と呼ばれているが)について、憤懣のままを書くばかりもナンだなと思い直し、じゃあお前ならどーすんのと考えてみた。
乗客がちゃんと居た話のまま続けて良かったんじゃないかと思う。実は、真相を知った恋人が彼女の遺族に話を伝え、そこから親戚や友人や教え子といった「彼女を愛していた人々」が集まっての共同謀議ということで。
で、それを最後まで明かさないまま、夜闇の中、犯人を追い詰める無言の人々というシーンを。ホラーっぽくていい画になる。
あわやというところで警察が介入、安堵する犯人に、けれど救いの無い叱咤がとぶ。
「人ひとりを殺すということはこういう事です」と。
実に説教くさくて鬱陶しいけど、突拍子も無い真犯人よりはマシじゃないかな。どうですかtkngさん。あ、逆に犯人を殺してしまって…でもシンプルでいいかと思うけど。
2009年12月09日
花の名よりも語るべきありw
posted by 司葉柾樹 at 00:00| Comment(0)
| 映画・ドラマ
この記事へのコメント
コメントを書く