2011年10月30日

さらぬ別れもありと言へば

 白猫・姫は、たしか16歳。
 黒猫・ジェイクは20歳だった。
 そして今朝起きて確認に行くと、灰色猫・チーズがかれらの後を追いこの世にオサラバしていた。

 仮にも冗談にも純血のペルシャだったので放っておくと毛が絡み、だというのにブラシ嫌い風呂嫌いの面倒なヤツだった。しかもこの種にありがちな腸の障害を抱えており、ここ数年は糞詰まりの度に抜いてやらねばならんという厄介っぷり。末期には飯やお湯(飲用)と同じように、ダミ声で「な"〜"」とそれを要求して来るようになっていた。
 顔を踏んだり服にゲロ吐いたり、とことん丈夫な歯で加減ナシに食いついたり、およそ猫がやってくれるあらゆるギャクタイを食らわして、こっちが寝てる間に勝手に去っていくというのはどういうつもりなのだろう。24年も付き合ったのだから、せめて猫又に近かった証にサヨナラぐらい言ってくれてもいいと思うのだが。

 最後まで(強制ながら)メシ食っていた食欲のゴンゲー。

 大量に買っておいた老猫用のフードの山を眺め、これも嫌がらせの一部かなと思いつつ、骨と皮になった体を横たえなおして相方を起こしにいく。

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posted by 司葉柾樹 at 00:00| Comment(0) | 猫・魚
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