2011年05月05日

南の島の遠ければ

 買ったどー!

 なにって、ハンモックである。シェスタ気分を味わいたくて、ずっと欲しかったんだ。えへへ。
 ちなみに購入したのはキャンプ用品といえばここ!なモンベルの「バグプルーフ スタンモック」。折りたたみできるハンディタイプの中では無骨で重く(14kg)価格も安いほうではない。去年一度発売されたのだが不具合が見つかって回収&修理がかかったという顛末もあった商品だ。だが、シンプルながら安定性に富んだ構造は大の男がゴロゴロできるサイズの中ではベストだと思うのだ。蚊帳がついてて心置きなく野外でグースカできるというのもいい。
 つーか、昨年のその一件も却って背中を押してくれたかもしれん。自社製品に責任をもってるスタンスって、やはり信頼したくなるよね。

 さっそくチェックを兼ねて寝間でセットアップしてみたら、八畳間が対角線方向に埋まった。家事の邪魔だとねこまに叱られたのはいうまでもない。まあ、極度の乗り物酔いである彼女には絶対に向かないアイテムなのだよな。ついでに今日はヤツの誕生日なのであった。こちとらが新しいオモチャで遊びほうけている場合ではなかったと、そそくさとディナーの用意など整えたのであったよ。もちろんキャンプ用じゃないからな、念のため。
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2011年05月01日

ばななんばななん

 相方不在の日曜日。使いを頼まれ近場のスーパーへ出かけたら、駐車場でミニ朝市をやっていた。野菜や果物の他に水のペットボトルが並んでいるのは時節柄か…と苦笑しつつ歩いていたら、凄いものを見つけた。
 バナナ。しかも一房まるごと真っ青。
 当方、青いバナナが大好きである。つか完熟して酸味が無くなると食えない。だというのに果物は糖度マックスでナンボという昨今の風潮あって、滅多な事では青いシャキシャキバナナに巡りあえない。これは天が哀れみ賜うたに相違ないわいと、速攻で購入。\250也、安い!
 …重い。
 つらつら記憶を辿ってみたら、これまで買ったバナナはいかに多くても8本程度。今日のこいつは20本。ぶら下げるとビニール袋が掌に食い込む重量なので、抱えてひーこら帰ってきた。
 いつものようにバナナスタンドにかけてみると、こんなん。

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 あまりの異様な存在感に、ぼたんによるチェックも入る。

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 サービスしようとこいつを頭に乗せて「プレデター!」とやったら逃げられた。何故だ。

 ちなみに水はあまり売れないようで、店員さんが早々に半分ほどを片付けにかかっていた。ひところ報道に踊らされて買い占めオークションに出してた馬鹿どもはどうなったかね、どうでもいいけど。バナナうめえ。
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2011年04月30日

じてんしゃ・あげいん

 本日よりチャリ通再開。昨日乗って帰ったから、正式稼動というところか。ギアを思い切り軽くしてあるので、さっそく膝に来るものが…冬中は毎日30分以上歩いていたのだけど、やはり使う筋肉が違うのだなあ。

 街中に入ると、そこかしこで桜が咲いている。仄白い薄紅いろに、ああ春が来たと実感するのは毎度のことながら不思議だ。数日前から木蓮と辛夷は咲き競っていたけれど、真冬でも咲けそうなしっかりした花弁のせいか季節を思う度合いが低いんだよな。ちなみにこの2種の区別がぱっと見でつけられないんだが、木花咲耶姫様にはお叱りなきよう願っておこう。
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2011年04月11日

春熊の危険について(違)

 ねこまと二人、動物園へ行く。空気はまだ冷たいものの、日差しはうららかを通り越していっそ熱いほど。おかげでいろいろな動物が見られた。片翼広げて日光浴のオジロワシ、しどけないポーズで横たわるカンガルー、大の字のニホンザル、丸太のように転がるゴマフアザラシ、家族そろって脚を投げ出し熟睡するシンリンオオカミ…要は皆デレデレだらだら寝ているのであった。緊張感の欠片も無ぇのなキミタチ。
 で、本日の目当て、この3月から公開のホッキョクグマの子もまた然り。園内最奥にあるクマ舎へと、緩いスロープをダラダラ上って着いてみたら、専用の囲いの一番奥で、母子揃って昼寝中であった。うむ、かわいい!

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 しかしアレだな、ちっさすぎてこの写真だと母親の一部にしか見えないな(笑)

 園内をあっちへこっちへそぞろ歩き、帰途にはいつも立寄る地元菓子舗のカフェでホットケーキ型エネルギー補給。朝もハヤシライス型とミニパフェ型を補給したのは秘密である。次はピザ型にチャレンジだ!<しつこい

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2011年03月25日

募金は赤十字へ!

 未曾有の大災禍にあたり、国内外を問わず募金が結構な勢いで集まっているときく。ひとのこころのあたたかき哉。
 ひるがえって当方はというと、若干はハートに生温かさ残るものの、給料日前で懐は極寒。どのぐらい寒いかというとバナナで釘が打ち放題…この物言いが既に寒いというツッコミは不可。
 仕方ないので昨日とりあえず献血してきた。ちなみに現時点では400mlのみ受け付けているが、ストックは十分に足りているとのこと。その使用期限がGWあたりにくるそうなので、これを読んで我もと思った方はぜひどうぞ。

 とこういいながら、金が無ければ他のものでとネットをウロウロしていたら、通販サイト等のポイントも募金に使えることに気付いた。こういう対処ができるのも時代だなあとか老人めいた事を思いつつ、あっちこっちにリスの蓄えよろしく少しずつ溜まったのを送っていたら、素敵なチャリティにぶつかってしまった。

 ねんどろいど初音ミク 応援Ver.

 オレンジ色のポンポン持ったミクを購入することで、価格の1/3が赤十字に送られる。見てるこっちも元気になりつつ、負担に感じない程度のものは贈れる。ついでに言うなら、モノは6月末以降に届くそうなので、そのころうっかり日常に紛れているかもしれない被災地のことを思い出させてくれようというものだ。
 グッドスマイルカンパニーさん、自社から1千万寄付したうえにコイツかい?やってくれるじゃないか、ならば応じぬわけにはいくまいと魔法のプラスチックでぽち…っとやって。
 はたと気付いた。
 こんな事してるから給料日前にバナナで釘を打つような赤貧ぶりを晒すのだ。真面目に募金がしたければ、まず己の生活を正すとこから始めたほうがいいよな私orz
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2011年03月20日

とても大きな月だから。

 昨夜の月は大きかった。近地点での満月、通常の14%大きいスーパームーン。
 19年ぶりだというその大きさ、いっそ畏怖すら感じる麗容に、浮かれ眺めて夜更かしした翌朝。
 起床早々、ベルリン動物園のクヌートの訃報に落胆する。
 震災で亡くなった人がまだ名簿ではなく数字である、こんな時にシロクマかと言われると返しようがないが、気持ちを和らげる存在がひとつ消えてしまったのは哀しい。
 月は冥界への道だとかや。もし昨夜の月が天国に通じるならば、3年前に先立たれたママ(鬚面男性飼育員氏)にハグしてもらってることを祈る。
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2011年03月18日

ぐらいらぐらいら

 地震から1週間。死者が万の桁に乗るのを拱手し見るばかりの身ながら、否それゆえか、だんだん苛立ちが募ってきた。主としてTV報道に。
 この期に及んでなお被災した人に「どんな気持ち?どんな気持ち?」と馬鹿の一つ覚えに聞いてるのはどういうイキモノだ。家族を喪ったと聞くだけで想像がつくだろうが。『無神経マニュアル』でもあるのかこれ。被災地に入れるカメラがあるなら避難所の人から身寄りへのメッセージを伝えるとか、幾らでもやる事はあると思うんだが。
 でもって、そのくそインタビューの合間の解説代わりに被災時の映像を繰り返すのも大概にしてほしい。辛うじて電気が届いてるエリアにはトラウマの上書きにしかならない。被災のヒの字も無い安全圏の人間に慣れさせ鈍磨させたいのかね。まだ揺れは続いていて、下手すると明日には別の地域で起こり得る事だ。対処法、避難の手順を紹介するのであれば、まだ有用ではあるけれど。

 そして、twitterその他から入ってくるのは被災地の外で頻発する買占めの話題。
 壊滅的ではないが揺れの続いている地域で、災害映像ばかりで煽られた不安がそうした形で出てきたのか、パニックとしては可愛いものだ…とか思ってたら、この北の辺地でも頻発してるのを目にしてしまった。水に米、カップメンときて何じゃそりゃ?
 大量買いして担いで走れるほど水も米も軽くない、カップメンは嵩張るうえに湯(=水+燃料)が無いと何度も食えない。そんな山を背負って倒れた壁に挟まったら末代までの恥じゃないのか。よしんば被災地の家族親戚知己に送ってやろうと思ったとしても、交通網が完全復帰しなければ一般人に輸送のすべはないし。
 この未曾有の惨事に際し大規模な暴動が起きないことを海外から称揚されてる日本人の、これが底というやつか。古来そういう性向だったから舌切り雀なんて物語が出来たのかなあ。
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2011年03月11日

地震。

 なにごとも無く、いつものように怠惰に業務をこなしていた午後、揺れが来た。
 座っている事務椅子の下で、何か柔らかいものがもぞもぞもぞと動くような感触。
 「地震じゃね?」
 「お、揺れてる揺れてる」
 「なげ〜な〜」
 小さな地震など慣れてるから、皆どちらかというとハシャギ気味で、震度が幾つか握ろうか〜などと言いつつTVを点けた。

 まさか、宮城で震度7とか、誰が考えるよ。

 怪獣映画と見紛うような映像が時間を追うにつれ増えていく。
 そんなこと現実に起こるわけないじゃないかという間に巨大な波が港を飲み込み、家が燃えながら押し流され、コンビナートで爆発が起きる。
 何だ。何が起きてる。

 矮小な人間1個体に何ができるのか。
 ネット上の友人たちが、互いの安否を気遣って交わす呟きを数えながら、ただ呆然と、夜。
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2011年03月07日

アクション三昧(ただし酔い気味)

 怒涛のビジートンネルを抜け、ちょっと浮上の休日。さんにお誘いいただいたので、ねこまと3人で映画を観に行った。モノは『グリーン・ホーネット』。IMAX 3D初挑戦である。
 3Dでやる意味あるんかな、この映画。
 面白くないというのじゃない(至るところで主人公にムカつかされるが)。だがアクションシーンでの動きが左右方向が多くて、せっかくの奥行きを生かす画じゃないのだよな。おまけにハイスピードだと視点がついて行かない。眼鏡が標準装備の人間には、軽量化されているとはいえ3Dメガネの重さがだんだん効いて来る。
 ぶっちゃけ、しんどいです。
 まあ眼鏡装備は己の都合、仕方が無いんだけどね。また使い捨てコンタクトでも買って再挑戦するか。

 そういえば、ここのところ映画といえばアクションものばかり観ている。
 劇場で『RED』。これは極上作。あまりヨロシクナイ表現だがジジババハゲデブ、おまけにキチ(ピー)まで入ってる集団なのに、あのカッコ良さは何事でしょうウットリ、古き良きエスピオナージ世代の逆襲を堪能いたしました。ことにもヘレン・ミレン演じる婆様…と言ったらコロされそうな気がするが…の麗しさときたら。悠然と殺戮を繰り広げつつ優雅なマダムで居続けて違和感無いんだもんな。
 あと、レンタルDVDで『Aチーム』と『ナイト&デイ』を。どっちも爽快アクションでさっぱりと見切った感。何も後に残らない、だがそれがいい!というところ。後者、基本がオレサマ映画してるトム・クルーズが、いつものヒーローぶりを見せるほどに胡散臭い変人に見えてくるのも面白かったし。いや、むしろそこがポイントですか?
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2011年01月08日

猫の事件簿パート**

 猫を飼っていると、事件が日常的になる。
 器物損壊から傷害事件、大規模なテロ行為からねちっこい嫌がらせまで枚挙にいとまない。昨年12月半ばのある日など、帰宅したら床に血痕が散っていた。ちなみに老ペルシャ猫・チーズが顎の下から出血していたのだが、どうもぼたんとじゃれあったか自分で爪を引っ掛けたらしい。もう22歳なんだから、たいがい分別がついてもいいと思うのだが、猫の辞書はその多くが落丁である。期待するまい。

 そんな悟りの領域に達した猫下僕が、既に真っ暗な帰宅の途上、JRの高架下を通りかかったと思いねぇ。
 フェンスで仕切られたそこには小さなアスレチックコースや3on3バスケットボールコートが設けられているのだが、11月から4月までは扉に南京錠がかかり完全に閉鎖されている。
 で、真っ暗なそこから「ニャァ〜」と悲しげな猫の声がしたんだぜお立ち会い。
 にゃあ、と返してみたら、まっしぐらに駆けてくる猫。近くの木を経由して中に入ったのか、或いは心無い人間が投げ込んだか?出してやりたい、しかしフェンスの高さは3メートルほど、下にもほとんど隙間が無い。
 これは事件である。しかも緊急性高く進行中である。このまま放置したら餓死か、いや一晩で凍死か。ヤバいヤバすぎる。とにかく何処かに突破口があるかも!と、下僕はフェンス沿いに走り始めた…のだが。

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 固いお役所の名前と「心配しないでください」という言葉のギャップにもりもりと脱力した。
 同様の事件、そして下僕体質の人間が多かったんだろうなあ。北区土木部のご担当者様、お疲れ様です。ご主人様方に代わってお礼申し上げますシクシク。
posted by 司葉柾樹 at 00:00| Comment(0) | 猫・魚